第101回高校サッカー選手権のベスト4に勝ち上がった熊本県代表の大津(おおづ)高校。大津高校の冬の選手権ベスト4は昨年に続いて2年連続。準決勝ではベスト4に初めて進出した京都の東山高校と対戦する。
そんな大津高校の3年生のメンバーの進路先についてこの記事では紹介する。大津高校はこれまで数多くのJリーグ選手を輩出している名門校。ただ、高校卒業してからJリーグに加入したのは2020年の宮原愛輝(ロアッソ熊本)が最後。
2021年、22年と2年連続で大津高校在籍時点でのJリーグ内定者が0人となっており2023年も0人となっている。
熊本大津高校サッカー部メンバーの進路先「3年連続Jリーグ内定が0」
🏫結果速報🏫
1年ぶりの再戦は両者譲らずPK戦の末に大津に軍配! https://t.co/1peik4rOvl✍️🏻編集部より
「奇しくも昨年の準々決勝と同カードとなった一戦は大津が2年連続で4強に!前橋育英の夏冬連覇の夢は潰えました」 pic.twitter.com/4iQRuWQkX7— サッカーキング (@SoccerKingJP) January 4, 2023
- 2回戦:対浜松開誠館(静岡) 1-1 PK4-3
- 3回戦:対日本文理(新潟) 3-0
- 準々決勝:対佐野日大(栃木) 0-0 PK5-4
- 準決勝:対東山(京都) 1-1 PK2-4
得点5 失点2
サッカーの名門校として知られている大津高校だが、今年は3年生のJリーグ内定者が0人となっている。ただ、これには理由があり、大津高校の平岡和徳総監督が特別でない限り基本的には生徒に対して進学を進めているとのこと。
【高校サッカー】大津・平岡和徳総監督が自信「経験というのは当然」昨年準V、国立知る選手多数 #高校サッカー選手権 #大津 #熊本 #平岡和徳 https://t.co/qjScXG1GA3 pic.twitter.com/GqqSSbdlqz
— 日刊スポーツ西部本社(九州・山口) (@SNikkansports) January 6, 2023

大津はプロ内定いないと言うより平岡総監督が特別に認めない限り進学させる素晴らしい方針だからこれからに期待しかない
ちなみに最近だと2018年に湘南ベルマーレに加入した「福島隼斗」、2020年にロアッソ熊本に加入した「宮原愛輝(みやはらあいき)」が最後の大津高校卒Jリーガーとなっている。


福島隼斗

宮原愛輝
ただ、宮原愛輝は2022年9月にロアッソ熊本を自主退団。11月に自身のインスタでプロサッカー選手としての区切りをつけ会社を立ち上げたことを報告している。
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GK
1番.西星哉→不明
16番.南太童→不明
DF
2番.大和田空→不明 1G

大和田空
(画像:大津高校サッカー部HP)
3番.坂本翼→不明
4番.野田翔升→不明大阪学院大学
20番.益田一慶→不明
23番.東海人→不明大阪学院大学
※選手の右の数字は第101回全国選手権での成績。G→ゴール,A→アシスト
MF
5番.坂本龍之介→不明
6番.浅野力愛→不明 1G

浅野力愛
(画像:大津高校サッカー部HP)
7番.岩崎大翔→不明 1G
10番.田原瑠衣→不明

田原瑠衣
(画像:大津高校サッカー部HP)
13番.中馬颯太→不明 1G

中馬颯太
(画像:大津高校サッカー部HP)
15番.井伊虎太郎→不明大阪学院大学
FW
9番.小林俊瑛(主将)→大学 1G

小林俊瑛
(画像:大津高校サッカー部HP)
小林俊瑛に関しては柏レイソル内定の記事が一時アップされていたが、柏レイソルに内定している日体大柏高校のオウイエ・ウィリアムと間違えたものと思われる。

大津の小林俊瑛が柏加入内定しててワロタwww

オウイエ・ウィリアム
11番.山下基成→不明
18番.山川柊→不明
ちなみに2020年度に卒業した大津高校サッカー部3年の進路先は以下の通りだ。

筑波大学、鹿児島大学、岡山大学、島根大学、佐賀大学、長崎県立大学
大阪産業大学、桃山学院大学、崇城大学、広島国際大学、近畿大学、神奈川大学、帝京大学、桃山学院大学、宮崎産業経営大学、産業能率大学、順天堂大学、創価大学、熊本学園大学、九州共立大学、久留米大学、九州看護福祉大学、日本経済大学、日本文理大学、関西医療大学、東洋大学、環太平洋大学、京都産業大学、東京国際大学、尚美学園大学、福岡大学、西南学院大学、北陸大学、東海大学熊本キャンパス、専修大学、びわこ成蹊スポーツ大学
熊本総合医療リハビリテーション学院
JAPANサッカーカレッジ
九州中央リハビリテーション学院
大原スポーツ公務員専門学校
福岡リゾート&スポーツ専門学校
自衛隊、宇城市広域連合消防本部消防官、ロアッソ熊本
卒業生の多くが大学に進学。中にはサッカー部が強いことで知られている筑波大学、京都産業大学、びわこ成蹊スポーツ大学、福岡大学に進学している。先ほども紹介したがロアッソ熊本に加入したのは宮原愛輝になる。
>>神村学園(高校サッカー)3年の進路先「福田師王と大迫塁のみプロへ」
>>東山高校3年の内定先「阪田澪哉(背番号10)がJリーグに」
>>岡山学芸館サッカー部の進路先「Jリーグ内定0,誰一人として不明」
熊本大津高校サッカー部「Jリーグ選手大量輩出の名門校」
熊本の大津高校はこれまで数多くのサッカー選手を輩出している。2023年時点でサッカー選手になった大津高校の卒業生は60人以上いる。

大津高校出身のサッカー選手
その中には日本代表に選ばれた選手が5人いる。GKの土肥洋一、FWの巻誠一郎、DFの谷口彰悟、車屋紳太郎、植田直道だ。

土肥洋一

巻誠一郎

谷口彰悟

車屋紳太郎

植田直道
特に谷口彰悟はカタールワールドカップの日本代表に選ばれ、スペインとクロアチア戦にスタメン出場し活躍した。また、大津高校は昨年の選手権で準優勝しており2大会連続でベスト4に進出。

着々と力を付けており全国大会出場の常連ではなく全国優勝が狙えるチームへとなっている。3年生が抜けるために1年で戦力が大幅に変わることが考えられる中でで大津高校は選手権で2年連続ベスト4。決勝に進めば今後は青森山田のようにあるいは青森山田超えるような存在になるだろう。
そうなれば将来が有望な選手が大津高校に加入することが予想され、大津高校在学中にJリーグ内定選手が再び増えるはずだ。
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